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電子レンジのワット数(出力)と消費電力の違い|電気代の計算方法と1回の目安

電子レンジのワット数(出力)と消費電力の違い。出力600Wと消費電力1,420Wを比べた図 コラム
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電子レンジの電気代は、消費電力(kW)×使った時間(h)×31円/kWhで計算できます。たとえば消費電力1,320〜1,420Wの機種なら、1分0.68〜0.73円、5分で3.41〜3.67円です。

電子レンジで選ぶ500Wや600Wは食品を温める力(出力)で、電気代の計算には使いません。ワット数で計算すると、実際の半分以下に見積もってしまいます。

この記事では、電子レンジの電気代の目安、ワット数と消費電力の違い、計算方法、500Wと600Wの使い分け、電気代を抑えるコツを、メーカーなどの公式情報をもとにまとめました。

※情報は2026年10月11日時点の内容をもとにしています。

モグ子 モグ子
この記事を書いた人
「今日はごはんを作りたくない」日を救ってくれるサービスを探して、宅配弁当・冷凍弁当を35社・200食近く実食。「続けやすいか」「本当にラクか」の目線でレビューしています。プロフィールを見る

電子レンジの電気代はいくら? 時間別の目安

キッチンに置かれた電子レンジと、電気代のお知らせ・電卓・硬貨・消費電力を測るワットチェッカー

電子レンジの電気代は、消費電力1,320〜1,420Wの機種で1分0.68〜0.73円、5分3.41〜3.67円、10分6.82〜7.34円です(31円/kWhで計算した目安)。

たとえば、シャープRE-TD186とパナソニックNE-E22A2の消費電力で計算すると、温める時間ごとの電気代は次のとおりです。

温める時間シャープの単機能レンジ RE-TD186シャープ
RE-TD186
(消費電力1,420W)
パナソニックの単機能レンジ NE-E22A2パナソニック
NE-E22A2
(消費電力1.32kW)
1分0.73円0.68円
3分2.20円2.05円
5分3.67円3.41円
10分7.34円6.82円
※消費電力×時間×31円/kWhで計算し、小数第3位を四捨五入した目安です。出力ごとの消費電力は公開されていないため、500Wや600Wで温める場合も同じ消費電力で計算しています。実際の電気代は、契約している電力会社や料金プランによって変わります。
出典:シャープ公式サイト/パナソニック公式サイト

1年間の電気代は1,767〜1,823円(年間消費電力量から計算)

電子レンジの電気代の計算式。電気代=消費電力(kW)×使用時間(h)×電力量料金(円/kWh)。消費電力1,420Wで3分使うと約2.2円

電子レンジの1年間の電気代は、年間消費電力量57.0〜58.8kWhの機種で1,767〜1,823円です(31円/kWhで計算した目安)。

年間消費電力量は、省エネ法の測定方法で出した1年間の電力量で、電子レンジの仕様表に書かれています。たとえば、シャープRE-TD186とパナソニックNE-E22A2の場合は次のとおりです。

機種年間消費電力量1年間の電気代
シャープの単機能レンジ RE-TD186
シャープ
RE-TD186
57.0kWh/年1,767円(1か月147円)
パナソニックの単機能レンジ NE-E22A2
パナソニック
NE-E22A2
58.8kWh/年1,823円(1か月152円)
※年間消費電力量×31円/kWhで計算し、1円未満を四捨五入した目安です。
出典:シャープ公式サイト/パナソニック公式サイト

2機種の差は1年で56円です。電子レンジを買い替えるときは、年間消費電力量を比べると電気代の差がわかります。

電子レンジのワット数(500W・600W)と消費電力の違いは?

電子レンジのワット数(500W・600Wなど)は食品を温めるマイクロ波の強さ(高周波出力)で、消費電力は電子レンジがコンセントから使う電力です。電気代の計算に使うのは消費電力です。

消費電力は、選べるワット数より大きい数字です。たとえば、シャープとパナソニックの仕様表では、選べる出力と消費電力は次のとおりです。

機種選べる出力消費電力
シャープの単機能レンジ RE-TD186
シャープ
RE-TD186
1000W・600W・500W・200W相当
1000Wは最大3分。その後は600Wに切り換わる
1,420W
パナソニックの単機能レンジ NE-E22A2
パナソニック
NE-E22A2
手動:700W・500W・150W相当
自動メニューでは最大1分30秒だけ850W
1.32kW(1,320W)
出典:シャープ公式サイト/パナソニック公式サイト

シャープRE-TD186は、連続して使える出力が600Wの機種です。それでも消費電力は1,420Wで、600Wの2倍以上あります。

【ワット数で計算してしまうと】
たとえば5分温めたときの電気代を600Wで計算すると、1.55円です。RE-TD186の消費電力1,420Wで計算すると3.67円になり、ワット数で出した金額は半分以下になります。
※電気代は1kWhあたり31円で計算した目安です。

なお、仕様表の消費電力は機種ごとに1つの値だけで、500Wや600Wに切り換えたときの消費電力は公開されていません。

電子レンジの電気代の計算方法は? 消費電力×時間×31円で計算する

電子レンジの電気代は、次の式で計算します。

電気代(円)=消費電力(kW)×使った時間(h)×電気料金の単価(円/kWh)

電気料金の単価には、全国家庭電気製品公正取引協議会が家電の電気代の目安として定めている31円/kWh(税込)を使います。2022年7月22日に改定され、2026年10月時点でもこの数字です。

電子レンジの電気代を計算する手順
  • STEP 1
    消費電力を調べてkWに直す

    仕様表か取扱説明書で「消費電力」の数字を探します。Wで書かれていれば1,000で割ってkWに直します(たとえば1,420Wなら1.42kW)。

  • STEP 2
    温める時間を「時間」に直す

    温める分数を60で割ります。たとえば5分なら5÷60です。

  • STEP 3
    31円を掛ける

    たとえば消費電力1.42kWの機種で5分温めると、1.42×5÷60×31で、5分の電気代は3.67円です。

取扱説明書が手元にない場合も、パナソニックやシャープは公式サイトの商品ページに仕様表を載せているため、品番で調べると消費電力を確認できます。

500Wと600W、どちらで温める? パッケージの表示どおり、500Wなら時間を1.2倍に

冷凍食品や冷凍弁当は、パッケージに書かれたW数と時間のとおりに温めるのが確実です。表示の時間はそのW数で温めたときの目安なので、温め不足や温めすぎによるやり直しを防げます。

500Wと600Wのどちらが電気代が安いかは、出力ごとの消費電力がメーカーの仕様表に書かれていないため、比べられません。

600W表示を500Wで温めるときは時間を1.2倍にする

600W表示の食品を500Wで温めるときは、表示の時間を1.2倍にするのが目安です。600Wで5分なら、500Wで6分です。

食品に届く熱の量は、出力×加熱時間で決まります。たとえば、600Wで5分と500Wで6分は、どちらも3,000W・分で同じです。

表示の加熱時間500Wで温める場合600Wで温める場合
600Wで3分3分36秒3分
600Wで5分6分5分
500Wで4分4分3分20秒
500Wで6分6分5分
※出力×時間をそろえた目安です。仕上がりは食品の量や温度によって変わります。

1000Wで温めても、3分を超えた分は600Wになる

高い出力は短い時間しか使えない機種があり、長く温める料理ほど時短の効果は小さくなります。

たとえば、シャープRE-TD186の1000Wは最大3分間の機能で、その後は自動的に600Wに切り換わります。パナソニックNE-E22A2の850Wは自動メニューで働く機能で、最大1分30秒です。

電子レンジの電気代を抑えるには? 加熱時間を短くする3つのコツ

電子レンジの電気代は「消費電力×時間」で決まるため、加熱している時間を短くするほど下がります。具体的には、時間を短めに設定する、冷凍食品は半解凍してから自然解凍する、野菜の下ごしらえに電子レンジを使う、の3つです。

1. 時間は短めに設定し、様子を見ながら追加で温める

資源エネルギー庁の省エネ型製品情報サイトでは、温めすぎに注意し、時間設定を短めにして様子を見ながら加熱するよう書かれています。足りなければ追加で温めれば、温めすぎによる電気代のむだを防げます。

汁物などの液体は、丸い容器に入れて途中でかき混ぜると、ムラをおさえて速く温められます。温めムラの原因と防ぎ方は、電子レンジで温めムラを防ぐ方法6つで詳しく紹介しています。

2. 冷凍食品は半解凍してから自然解凍する

省エネ型製品情報サイトでは、半解凍したあと自然解凍すると、味もよく節電にもなると紹介されています。最後まで電子レンジで解凍するより、使う時間を短くできます。

3. 野菜の下ごしらえを電子レンジにすると年間940〜1,070円の節約

野菜の下ごしらえをガスコンロから電子レンジに変えると、1年間で940〜1,070円の節約になります(省エネ型製品情報サイトの試算。1日1回・365日使う条件)。

野菜の種類1年間の節約額
葉菜(ほうれん草、キャベツ)990円
根菜(ジャガイモ、里芋)940円
果菜(ブロッコリー、カボチャ)1,070円
※100gの野菜を1Lの水で沸騰させて煮る場合と、電子レンジで下ごしらえする場合を比べた数字です。

電子レンジの電気代は増えますが、ガス代の減り方のほうが大きいため、光熱費の合計は下がります。洗った野菜は水気を残し、厚みや大きさをそろえて加熱すると、均一に火が通ります。

よくある質問

Q
電子レンジ1回の電気代はいくら?
A

消費電力1.32〜1.42kWの機種で5分使うと、3.41〜3.67円です(31円/kWhで計算した目安)。1分あたりでは0.68〜0.73円です。

Q
電子レンジのワット数と消費電力の違いは?
A

ワット数(500W・600Wなど)は食品を温めるマイクロ波の強さで、消費電力はコンセントから使う電力です。たとえばシャープRE-TD186は、連続出力600Wに対して消費電力は1,420Wです。

Q
電気代はワット数(600W)で計算していい?
A

計算には600Wではなく、仕様表にある「消費電力」を使います。たとえば5分温めた場合、600Wで計算すると1.55円ですが、消費電力1,420Wで計算すると3.67円で、ワット数で出した金額は半分以下になります。

Q
電子レンジの消費電力はどこで確認できる?
A

仕様表か取扱説明書に書かれています。手元にない場合は、メーカーの公式サイトで品番を調べると仕様表を確認できます。

Q
電子レンジの500Wと600W、電気代が安いのはどちら?
A

出力ごとの消費電力はメーカーの仕様表に書かれていないため、どちらが安いかは比べられません。電気代は消費電力×時間で決まるので、パッケージの表示どおりに温め、温めすぎないことが確実な節約になります。

Q
冷凍食品の温め時間を500W用に直すには?
A

600W表示の時間を1.2倍にするのが目安です。600Wで5分なら、500Wで6分です。

電子レンジで温めるだけで食べられる冷凍の宅配弁当は、宅配弁当のカテゴリで実食レビューを紹介しています。

参考:シャープ RE-TD186 仕様/パナソニック NE-E22A2 仕様/全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問/省エネ型製品情報サイト「電子レンジ」

モグ子
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楽モグを運営しているモグ子です。料理も洗い物もできればサボりたいズボラ派。これまでに35社・200食近くの宅配弁当や冷凍弁当を実食してきました。「手を抜いても、ちゃんとおいしい」ごはんを、実際に食べた正直な感想とあわせて紹介しています。

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