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電子レンジで温めムラを防ぐ方法6つ|回転式と平置きの違いとは

コラム

※掲載内容は更新時点のものです。料金はすべて税込み価格で表示しています。

電子レンジで温めた食品にムラができてしまう経験はありませんか?

本記事では、「温めムラ」の原因やその対策について詳しく解説します。電子レンジの寿命や故障の可能性、センサーの役割、そしてターンテーブルの有無による違いなど、多岐にわたる要因を探ります。

温めムラに悩んでいる方に向けて、簡単に実践できる対策方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

温めムラは故障しているサイン?電子レンジの寿命は?

電子レンジのイメージ画像

電子レンジで食品を温めたときに温めムラが発生することは、必ずしも故障のサインではありません。温めムラは、電子レンジの構造や食品の配置、調理時間、容器の材質など、さまざまな要因によって発生します。

しかし場合によっては、次のような故障が原因で温めムラが起きている可能性があります。

故障が原因で温めムラが起きるときの症状例
  • マグネトロンの劣化
  • 内部アンテナの故障
  • センサーの不具合
  • ドアの密閉不良
  • 電子制御基板の不具合

電子レンジの加熱を担当する部品であるマグネトロンが劣化すると、加熱性能が低下し、温めムラが発生しやすくなります。マグネトロンの寿命は一般的に7〜10年とされていますが、使用頻度や環境によって異なる場合があるので注意しましょう。

ほかにも電源供給や電子部品に問題がある場合、正常に動作しないことがあります。特に、異常な音がする、煙が出る、加熱が極端に遅いなどの症状が見られる場合は、故障の可能性が高いため、専門の修理業者に相談するのがおすすめです。

温めムラが起きる原因

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1. マイクロ波の分布

電子レンジの中では、マグネトロンという装置がマイクロ波を作り出し、電子レンジの内側の壁にぶつかって反射し、いろいろな方向に広がりながら食材を温めています。

しかし反射によって「定常波」と呼ばれる特別な波も電子レンジ内に発生します。この定常波が生じると、マイクロ波が集まる場所と、あまり集まらない場所ができ、結果として「温めムラ」が起こるのです。

2. 食材の水分含有量

水分の多い部分は早く温まり、乾燥した部分は温まりにくいため、温度の不均一が生じます。特に、スープやシチューなどの水分の多い食品は均一に温まりやすいですが、ピザのような乾燥した食品はムラができやすいです。

3. 食材の形状と配置

食材の形状や配置も重要です。厚さや密度が不均一な食材は、均等にマイクロ波を吸収しないため、部分的に温まりやすくなります。また、食材を中央に置かず、回転皿を使用することで、温まり方が改善されます。

温めムラを防ぐための方法

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1.食品の配置を工夫する

ターンテーブル式の電子レンジでは、食材をターンテーブルの端に配置するのがベスト。中央に置くと同じ場所にマイクロ波が集中しやすく、温めムラが発生しやすくなります

フラット式の電子レンジでは、食材を中央に配置するのが最適です。フラット式は庫内全体にマイクロ波が拡散する設計になっているため、中央に置くことで効率よく均一に温まります

また食品が重ならないようにいっそうに広げて配置することがポイントです。重なるとその部分が加熱されにくくなります。

2.途中でかき混ぜる・ひっくり返す

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加熱の途中で一度開けて、食品をかき混ぜたりひっくり返したり、食材を動かすのもおすすめです。特にスープやカレーなどの液体を含む食品では、温度差が出やすいため、均一に温めるためにはかき混ぜが効果的です。

3.ワット数と加熱時間を調節する

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1000W以上の高ワット数設定は、時間を節約したい場合や大量の食品を素早く加熱する際に適していますが、食品が焦げやすいので注意が必要です。

ゆっくりと均等にやわらかく加熱したい場合は500W、冷凍食品の解凍&温めには600Wから800Wがおすすめです。

4.カバーを使用する

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専用のカバーを使用したり、ラップを緩めにかけると蒸気の力を利用して均等に加熱されやすくなります。だし、食品ラップは数カ所穴を開けて蒸気を逃がすようにしてください。

また、サクッとした食感を求める場合は加熱するときにラップをせずに加熱するのがおすすめ。ラップを使用せずに加熱することで、料理から出る水分が蒸発しやすくなり、よりクリスピーな仕上がりを実現できます。

5.電子レンジ内の汚れを落とす

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電子レンジ内部が汚れていると、マイクロ波が汚れた部分に吸収され食品への熱の伝わり方が不均一になることがあります。

一部の食品が過熱される一方で、他の部分が十分に加熱されないというムラが生じる場合も。電子レンジを清潔に保つことは、効率的で均等な加熱を実現するために非常に重要です。

6.温めるときの容器を変えてみる

電子レンジ 温め イメージ画像

電子レンジでの加熱効率は、使用する容器の形状によって大きく影響を受けます。

例えば、角のある四角い皿では、角部分にマイクロ波が集中しやすく、そこが他の部分よりも早く加熱されることがあります。これに対して、丸い皿はマイクロ波が均等に分散しやすいため、より均一に加熱される傾向があります。

また、深さのある皿やボウルでは、表面よりも中心や底の部分が加熱されにくいことがあります。これはマイクロ波が容器の深い部分まで均等に届かないためです。

より均等な加熱を求める場合は、浅くて丸い皿を使用するのがおすすめです。

ターンテーブル式(回転式)とフラット式(平置き式)の違い

ターンテーブル式(回転式)とフラット式(平置き式)で温めムラがにどんな違いがあるのか。食材が温まるまでの仕組みと温めムラになりやすい原因を紹介します。

ターンテーブル式(回転式)の電子レンジ

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ターンテーブル式(回転式)電子レンジは、内部に回転するガラスプレートがあり、食材を回転させながら加熱します。

食材が回転することでマイクロ波が食材全体に均一に当たりやすくなり、ホットスポット(局所的に温度が高い部分)ができにくくなるのが特徴です。

また、構造がシンプルなため、一般的に価格が低めで、手頃な選択肢となります。さらに、回転プレートは取り外して洗うことができるため、清掃が比較的簡単です。

しかし、大きな皿や容器は回転できない場合があり、プレートが回転しないと正しく加熱されないことがあります。

フラット式(平置き式)の電子レンジ

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フラット式(平置き式)の電子レンジは、内部に回転するプレートがなく、マイクロ波が固定位置から直接食材に当たります。

大きな皿や不規則な形状の容器でも問題なく使用でき、最新の技術を用いたモデルではマイクロ波を効果的に分散させることで均一な加熱が可能です。

ただフラット式は回転式よりも温めムラが少ないとされていますが、機種によって性能が異なるため注意が必要です。

RakuMogu

宅食・宅配弁当サービス40社以上を実食。「サボり」「手抜き」ではなく「賢い新しい選択肢」として宅食・宅配弁当サービスを提案!管理栄養士とタッグを組み、これまでの経験と専門家の知識で、現代人の食悩みに向き合ったお助け情報を発信します。

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